広島　渡、勇気のＪ１初得点　被災地に明るいニュース届ける！

明治安田生命Ｊ１第１９節   広島４―１横浜 （ 2018年8月1日    ニッパツ ）

スタンドに掲げられた西日本豪雨の被災者を励ます横断幕（撮影・小海途　良幹）
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　２５歳の広島ＦＷ渡がＪ１初ゴールを挙げた。２―０の後半４分、ペナルティーエリア内に走り込んだＭＦ柴崎が右クロスを落とすと、渡が反応。勢いよく右足を振り抜き、ゴール左隅に突き刺した。

　西日本豪雨により故郷・広島市も被災。復興ボランティアのため地元に戻ったが、「サッカーをできる状態じゃない」と感じたという。それでも「サッカー選手として何ができるかを考えたときに、一生懸命にサッカーをやるしかないと思った。少しでも地元の人たちの力になれたらうれしい」と話し、今後も故郷に明るいニュースを届けることを誓った。