×

川崎F 西城秀樹さんにささげる白星…憲剛2発で「YMCA」ポーズ「西城さんの力だと思う」

[ 2018年5月20日 17:17 ]

明治安田生命J1第15節最終日   川崎F3―0清水 ( 2018年5月20日    等々力 )

<川崎F・清水>後半、川崎F・中村はゴールを決め「Y・M・C・A」のポーズで西城秀樹さんに哀悼の意を表する
Photo By スポニチ

 明治安田生命J1リーグ第15節最終日の20日、各地で6試合が行われ、川崎Fはホームで清水に3―0で快勝。16日に急性心不全のため63歳で亡くなった歌手の西城秀樹さんに白星を届けた。

 西城さんは川崎市に住んでいたことが縁となり、2000年、そして04年からはほぼ毎年、等々力で行われた川崎市制記念試合でハーフタイムショーに登場。大ヒット曲「YOUNG MAN」を披露し、サポーターとともに「YMCA」ダンスで盛り上がるのが年に一度の恒例となっていた。

 その西城さんの訃報を受け、この日の試合前には両チームの選手が黙祷を行い、電光掲示板には「西城秀樹さん いままでありがとうございました」と感謝のメッセージ。川崎Fサポーターは「THANK YOU!HIDEKI」の文字と西城さんの似顔絵が描かれた横断幕を掲げ、等々力を盛り上げたスーパースターを悼んだ。

 喪章で試合に臨んだ川崎Fは前半19分、MF中村憲剛(37)がゴール正面のFKを右足で直接決めて先制に成功すると、同33分にはFW阿部が追加点。後半12分には中村がドリブル突破から3点目を決めると、お約束の「BKB」ゴールパフォーマンスの後に「YMCA」ポーズを披露し、天国の西城さんにゴールをささげた。

 試合後、インタビューに応えた中村は「打ったら入りました」と1点目のFKを振り返り、2点目については「相手が自分の方を見ていなかったのでチャンスかなと。最初ループで決めようと思ったんですけど、しけちゃって。うまくこぼれてきたので決めることができた」と話した。そして「珍しく2点取ったんですけど、多分これは西城さんの力だと思います。西城さん、ありがとうございました」と西城さんに感謝し、小さな「YMCA」ポーズで思いを伝えた。

続きを表示

この記事のフォト

2018年5月20日のニュース