×

ブッフォン40歳の心変わり 「99.9%引退」から白紙「異常な闘争心まだある」

[ 2018年1月30日 10:50 ]

現役続行を示唆したユベントスのGKブッフォン
Photo By スポニチ

 レジェンド守護神が来季もプレーする可能性が出てきた。28日に40歳の誕生日を迎えたユベントスのGKジャンルイジ・ブッフォンが、地元メディアで現役続行を示唆した。昨年11月にW杯ロシア大会出場を逃してイタリア代表を引退。現役も今季限りで退くことを表明していたが、去就についていったん白紙に戻し、クラブ首脳と話し合う意向を示した。

 注目の去就について白紙を強調した。40歳の誕生日を迎えた28日、地元テレビの人気トーク番組「ケ・テンポ・ケ・ファ」に出演したブッフォンは、現役最後のシーズンか問われると「まだ決めていない。正しい決断をしたい」と語った。

 自身の引き際について、繰り返し発言してきた。16年1月にW杯ロシア大会で現役引退する意向を表明。昨年6月には、自身初の欧州CL優勝を今季果たす以外は「99.9%最後の年になる」と語った。昨年10月、最優秀GKに選ばれたFIFA年間表彰式でも「今季引退の決断を変えることはない」と改めて宣言。チームも“ポスト・ブッフォン”に向けた準備を開始し、今季リーグ22試合のうち12試合に新加入した27歳のポーランド代表GKシュチェスニーを起用してきた。

 しかし突然、引退宣言を覆すような発言が飛び出した。26日付の地元誌レプブリカのインタビューで「近くアニエリ会長と話し合う。今後どんな服が着られるか知りたい」とユニホームを着て現役にこだわる姿勢を表明。“心変わり”の理由には、昨年12月からふくらはぎ痛で離脱している間に「自分のような年齢の人間が考えられないほど、異常な闘争心がまだあると気付いた」と気力が衰えていないことを挙げた。「ユーベで続けるか、やめるかのどちらか」と他クラブに移籍する可能性は否定した。

 95年に17歳でデビューしてからパルマ、ユベントスでセリエA通算629試合に出場。パオロ・マルディーニ(ACミラン)の最多記録(647試合)にあと18と迫っているが「記録は理由ではない」と語った。昨年11月にイタリア代表で欧州予選プレーオフでスウェーデンに敗れ、W杯ロシア大会を最後に引退するプランは崩れた。レジェンドはどんな花道を望むのか。揺れる決断に今後も注目が集まりそうだ。

続きを表示

2018年1月30日のニュース