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テセ 2戦連発!J1初ゴール松原と3年ぶり連勝貢献

[ 2017年3月12日 05:30 ]

明治安田生命J1第3節   清水2―0新潟 ( 2017年3月11日    デンカS )

<清水・新潟>後半31分、先制点を決めたFW鄭大世(右)の元に集まる清水イレブン
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 清水は敵地で新潟に2―0で快勝し、3年ぶりにJ1連勝を飾った。主将でFW鄭大世(チョンテセ=33)が2戦連発、DF松原后(20)はJ1初ゴールを決めた。

 試合終了の笛が鳴ると鄭大世はピッチに膝を付いて両手を軽く広げ、天を仰いだ。「今も終盤も勝ち点の価値は同じ」。一戦一戦に懸ける思いをにじませた。

 新潟の球際に厳しいハードワークに前半はシュート1本。速いプレスバックに中盤でつかまり、決定機をつくれなかった。停滞した空気を後半31分、変えた。逆サイドのMF六平光成(26)からスルーパスを受けたMF枝村匠馬(30)が右クロスを上げ、飛び込む形で鄭大世が頭で合わせた。

 「前(節の広島戦)はPKだったし、今日(11日)は良いクロスが来た。自分が凄いとは思わない。チームの勝利が一番なので」

 この日も前線で守備に走り続け「(守備を)やったら自分にお返しが来る。再認識しました」と少しだけ自分を褒めた。ミスから再三ピンチを招きながら連続完封して「半信半疑だったけど、全員がやれば無失点でいけると確認できた」と自信も深めたようだ。

 後半ロスタイムにはFW北川航也(20)からゴール前でパスを受けた松原がターンで左足シュート。相手GKの手をはじき、勢いを消されながらも右隅のゴールラインを割った。松原は「チャンスだと思って走りました。もっとしっかり決めたかったけど…良かったです」と照れ笑い。そんな後輩に鄭大世も「僕しか決めていなかったので、后が取ってくれたのはチームとして助かる」と持ち上げた。

 連勝は14年4月6日の甲府戦〜同12日の大宮戦以来。次は15日のルヴァン杯・柏戦を経て18日に昨季J王者・鹿島と戦う。「柏や鹿島にどれだけ戦えるか。一喜一憂せずに、地に足を付けてやります」と主将。最初の正念場へ最高の形でつないだ。

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2017年3月12日のニュース