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J3鳥取 悲願昇格へ白星発進「見る人の胸を熱くしたい」

[ 2017年3月12日 18:39 ]

 J3リーグは6試合が行われ、森岡隆三新監督(41)が率いる鳥取はアウェーでG大阪U―23を2ー0で下した。後半8分にMF原口拓人(24)が先制点を挙げると、同12分にはFW河合秀人が追加点。悲願のJ2昇格へ、幸先の良いスタートを切った。

 最も注目されたのは、やはり02年W杯日韓大会でレギュラーの座を争ったG大阪U―23・宮本恒靖監督(40)との対戦だ。昨年は森岡監督は京都U―18監督で、宮本監督もG大阪ユースの監督でユース年代では指導者として対戦した経験もあるが、奇しくも同時期にプロチームの指揮官に初就任。試合後の会見は初体験とあってぎこちなさも目立ったが「ツネ?聞かれると思いましたよ」と笑いを誘い「お互いにそんなに意識はしていないと思いますよ。まあ、去年はユースの試合で負け越しているので、一つ借りが返せたかな、と」と胸を張った。

 前半はG大阪U―23に手を焼いたが、後半からはシステムを変更して対処。攻撃時はショートパスを駆使してビルドアップする戦術を採用し、同時に相手のウイークポイントを突く柔軟さも兼ね備える。「見る人の胸を熱くするサッカーがしたい」と森岡監督。日韓W杯で活躍した選手たちが指導者への道を踏み出していく中、新たなステージに立った新米監督は新風を巻き起こすことを誓った。

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2017年3月12日のニュース