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のけぞる憲剛「カズさんが派手なスーツで登場したあのMVPに自分が」

[ 2016年12月20日 20:33 ]

MVPの川崎F・中村憲剛
Photo By スポニチ

 Jリーグの年間表彰式「2016Jリーグアウォーズ」が20日、横浜アリーナで行われ、明治安田生命J1リーグで年間勝ち点2位を獲得した川崎FのMF中村憲剛(36)が最優秀選手賞(MVP)を初受賞した。中村は2010年以来6年ぶり6度目となるベストイレブンにも選ばれたが、MVPはプロ14年目で自身初。川崎Fは年間勝ち点2位で初出場したチャンピオンシップ(CS)準決勝で同3位の鹿島に敗れ、年間順位3位にとどまったが、決勝戦も制して年間王者に輝いた鹿島と2位・浦和の選手を抑えて栄冠に輝いた。

 中村はMVPとして自身の名が呼ばれると体をのけぞらせ、驚いた表情。右手で顔を覆ってから大きなため息をついて受賞式に臨んだ。

 中村のスピーチは以下の通り。

 皆さん、こんばんは。川崎フロンターレの中村憲剛です。いやー…ちょっと緊張しています。(会場のファンから憲剛がんばれ!の声が上がり)ハハ、ありがとうございます。

 まずはじめにJリーグを支えていただいているJリーグトップパートナーの皆様、そして各クラブを支えているスポンサーの皆様、そして全国にいるJリーグすべてのチームのサポーターの皆さん。皆さんのおかげで、僕を含め選手たちは素晴らしい環境の中でサッカーに集中し、プレーできています。本当にありがとうございます。これからも引き続き、よろしくお願いします。

 今、歴代の受賞者の先輩方を…僕自身はJリーグが始まったのが中学校1年生の頃だったので、もう自分の記憶の中には色あせない、あのカズさん(FW三浦知良=現J2横浜FC)がバルーンの中から、あの派手なスーツを着て登場した、あのMVPに自分が、ともに戦った選手、監督の皆さんによって選ばれたこと、本当に光栄に思っています。皆さん、ありがとうございました。

 僕がこの賞を受賞できたのも、今シーズン、僕がプレーしやすいようにともに戦ってくれたチームメート、ともに戦い方を考えたクラブスタッフ、怪我を1日でも早く治してくれようと努力したメディカルスタッフ、クラブを管理するチームの強化部の皆さん、普段僕らの洗濯物を洗ってくれているおばちゃん、掃除してくれているおばちゃん、グラウンドを管理してくれているおじさんの皆さん、そして、フロンターレのすべてに関わってくださっている皆さんのおかげだと思っています。改めてありがとうございます。

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