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「優勝したら教えます」ヤングなでしこ・高倉監督が願掛けに選んだ“何か”

[ 2016年11月17日 10:00 ]

なでしこ高倉監督

 「優勝したらお教えします」――。

 サッカー女子日本代表“なでしこジャパン”とU―20“ヤングなでしこ”を率いる高倉麻子監督(48)が4日、成田空港出国ゲート前で残した言葉だ。

 U―20女子W杯パプアニューギニア大会に向け「1カ月の遠征となりますが、何か特別に持って行くアイテムはありますか?」との問いに「今日、家を出る時に私を見ていたものを連れてきました。願掛けみたいなものかな!」と答えてくれた。はて、何だろう…。ぬいぐるみだろうか。思い出の写真だろうか。いくら考えても分からない。

 そこで、同じ質問をヤングなでしこにもぶつけてみた。すると、主将のDF乗松瑠華(20)は「みそ汁です!やっぱり日本食がないと。あとはタブレット端末に映画をいっぱいダウンロードしてきました」と、ある意味“想像通り”の答えが返ってきた。

 さて、高倉監督のバッグに潜むものは――。

 そのU―20女子W杯は13日にパプアニューギニアで開幕した。自国開催で3位に入った12年以来2大会ぶりの出場で、世代初の頂点が目標。1次リーグは13日ナイジェリアとの初戦を6―0で圧勝、16日スペイン戦を0―1で惜敗し、これで1勝1敗になった。20日には指揮官が「1次リーグ最大の難敵」とするカナダとの対戦を控える。

 同大会には16チームが出場。A~D組の4グループに分けて1次リーグを行う。各組上位2チームが決勝トーナメントに進出。決勝は12月3日に行われる。

 高倉監督を見つめる“何か”は、ヤングなでしこを頂点に導く神アイテムとなるか。答えが明かされる日が、今から待ち遠しい。(記者コラム・伊藤 靖子)

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2016年11月17日のニュース