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大迫1トップに定着か PA内進入率でも本田&岡崎を圧倒

[ 2016年11月17日 08:15 ]

W杯アジア最終予選B組 ( 2016年11月15日    埼玉 )

日本代表・大迫

 負ければ勝ち点6差となる首位との決戦。スコアは2―1も試合内容は日本の完勝だった。支配率は日本44.5%―サウジアラビア55.5%だったが、これは相手が自陣でボールを持つ機会が多かったため。ピッチを3分割した敵陣側エリアを指すアタッキングサード(AT)のプレー回数は日本が250回、サウジアラビアは184回。相手のペナルティーエリア(PA)内でも日本は40回、サウジアラビアは11回だった。

 特筆すべきはAT内のこぼれ球奪取の回数。イラク戦、オーストラリア戦はともに5回だったが、今回は11回と倍増。敵陣での早めのボール奪取が攻撃回数増加につながったが、これに貢献したのが最終予選初出場の1トップ大迫。こぼれ球奪取4回は山口と並んでチーム最多を記録した。

 最終予選最近3試合の3人(イラク戦の岡崎、オーストラリア戦の本田、今回の大迫)の1トップのプレーポイントを比較した。大迫はPA内の進入回数で2人を圧倒。サイドや中盤にも顔を出し、右SBの後方もケア。本田は中盤でのプレーが多く、岡崎はサイドでボールに触って走り込むのでパスが出ないとPA内でのプレーが少ない。固定できなかった1トップには大迫が定着しそうだ。

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2016年11月17日のニュース