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OA枠内定のDF藤春 29日の南ア戦からU23合流

[ 2016年6月17日 08:12 ]

五輪代表のオーバーエージ選手に内定した藤春

 リオデジャネイロ五輪に出場するU―23日本代表のオーバーエージ(OA)選手に内定したG大阪のDF藤春広輝(27)が、29日の同代表の親善試合・南アフリカ戦(松本)から参戦することが可能になった。

 国際Aマッチデーではないため選手の拘束力はないが、手倉森監督は南ア戦からOA枠の選手も招集したい意向を持っていた。16日にG大阪の長谷川監督は「そう(招集)なったら代表と一緒で」と説明。国際Aマッチデーの招集時と同じように選手を送り出す方針で、クラブ幹部も「全面協力する」と容認の意向を明かした。

 これまでOA選手を含めた実戦機会は一度もなく、五輪前ラストとなる国内での親善試合が貴重な場となることは確か。最終ラインには負傷者が続出しており、再び連係を構築していくことも急務だ。合宿時から意思の疎通を図ることもでき、藤春本人も「しゃべったことのない選手がほとんど。コミュニケーションを取って盛り上げていければ」と話してきた。

 藤春は27日にリオ五輪に向けたメディカルチェックを受ける予定で、南ア戦のメンバーに選出されれば、その後に合宿へ合流する見込み。前日の浦和戦で右太ももを打撲したものの、病院には行かず静養し、長谷川監督は「大きな問題ではなさそう」と軽症を強調した。ケガなどがなければ、仮想ナイジェリアといえる一戦から手倉森ジャパンに加わることになりそうだ。

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2016年6月17日のニュース