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骨肉種から復帰目指す塚本氏、早川の白血病発覚に「胸が張り裂けそう」

[ 2016年6月17日 18:21 ]

 J1大宮は17日、急性白血病と診断されたJ1新潟DF早川史哉(22)支援のため、18日に開催される明治安田生命J1リーグ第1ステージ第16節・大宮―横浜戦(NACK)で募金活動を行うと発表した。

 大宮では、かつて主力選手だった塚本泰史アンバサダー(30)が2010年シーズン開幕前のメディカルチェックで骨肉種が発覚し、同年3月に人工関節を移植する手術を受け、その後も抗がん治療を行い完治。当時、他クラブが塚本氏支援のため募金活動を行った経緯があり、塚本氏の思いもあって今回の募金活動を行うことになったとしている。

 クラブは「早川史哉選手の一日も早い寛解と復帰を心よりお祈りするとともに、お見舞い申し上げます」と声明を発表するとともに、塚本アンバサダーのコメントも発表。

 現在も「もう一度ピッチに立つ」という目標のもと、リハビリを続けている塚本氏は「ニュースを拝見し非常に心が痛みました。自分と重ねてみてしまい、告知された時どんな気持ちだったのか。どんな気持ちで病気を受け入れて、今どんな気持ちでいるのか。本当に毎日、早川選手のことを考えると胸が張り裂けそうな思いでいます」と闘病経験を持つ元選手としての率直な気持ちを吐露し、「僕がたくさんの方々にしていただいたように早川選手のこともみんなで支えてほしいです。自分が病気になったときの、皆さまからの支えや励ましには本当に感謝していますし、その後押しがなく、もし一人で病気と闘わないといけなかったら、絶対に乗り越えられなかったと思います。どんなことでも、どんな形でもみんなの気持ちは、必ず力になります」と訴えている。

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2016年6月17日のニュース