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神戸大勝!期待の東京五輪世代18歳・中坂 お見事プロ1号

[ 2016年5月26日 05:30 ]

<神戸・名古屋>名古屋に快勝し、サポーターの声援に応える神戸・中坂

ナビスコ杯予選リーグA組 神戸4―0名古屋

(5月25日 ノエスタ)
 サッカーのナビスコ杯予選リーグ6試合が25日に行われ、A組の神戸が名古屋を4―0で下して勝ち点を13とし、1試合を残して同組2位以内を確定、3年連続の準々決勝進出を決めた。湘南が甲府に0―1で敗れたため、試合のなかった大宮の05年以来のベスト8入りも決まった。B組は全日程を終えた川崎Fが勝ち点8で首位。得失点差で仙台、横浜が続き、試合のない柏と新潟が同7の混戦となった。最終節は6月5日に行われる。

 東京五輪世代の18歳が、待望のプロ初ゴールを挙げ決勝トーナメント進出の立役者となった。0―0の前半10分、FWレアンドロのスルーパスに中坂が反応。「入らないかと思ったけど、触るだけ触ろうと」。GKと激突する直前に放ったループシュートが鮮やかにゴールに吸い込まれる。この決勝弾が4発大勝の号砲となり、1試合を残して神戸が3年連続の予選リーグ突破を決めた。

 神戸U―18時代には素行の問題などが何度も指摘され、トップ昇格はギリギリまで決まらなかった。だが、高い将来性を持つ攻撃的MFに対し「彼に懸けてみることにした」と村野晋強化本部長。今月14日のリーグ・川崎戦で初出場を飾ると、公式戦4試合目で初得点をマーク。本拠地ノエスタでのゴールに「目標にしてたんで素直にうれしい」と声を弾ませた。

 左太腿裏の張りを訴えて前半のみで途中交代。試合後には課題として「守備」を連呼し「ゲーム体力がなさすぎて…。(試合の最初は)死ぬかと思いました」と苦笑いを浮かべた。課題がある分、のびしろも十分なルーキーは「これ(初得点)で終わらないようにしたい」と今後の飛躍を誓った。

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2016年5月26日のニュース