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手倉森監督 勝っても危機感「タフに苦しいゲームをする覚悟が必要」

[ 2016年5月26日 02:25 ]

<日本・ギニア>前半、選手に指示を出す手倉森監督(右から2人目)

トゥーロン国際大会第8日 日本2―1ギニア

(5月25日 フランス・シスフールレプラージュ)
 今大会3戦目で初勝利を挙げたU―23日本代表の手倉森監督は試合後、危機感をにじませるコメントを連発した。

 2―1での勝利に「決めてれば勝ててたようなゲームを2つ落として、勝った試合でもたくさん点を取れるかといったらそうじゃない。われわれはこのレベルにあると、真摯に受け止めて、とにかくタフに戦わなければいけない」と過去2試合を落としたことを踏まえ手綱を締めた。さらに「僅差で勝てたことに関しては僅差でしか勝たしてくれないというチーム状況。これからも切らすことなく、タフに常に苦しいゲームをする覚悟がわれわれには必要だと思う」と続けた。

 ようやく選手同士が声を出し、連係のとれたプレーが増えたことにも「負けて打たれて気づくんじゃなく、もっとこれを最低限のベースとしてやっていかないといけない。不注意、特にプレッシャーを感じないような時間帯で自分たちからチャンスを与えている。そこを是正しないと、結局は苦しみ負けるんだということを教訓にしないと」。リオデジャネイロ五輪に向けて、指揮官が求めているものはたくさんある。

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