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三丸 U23初招集、IDで生き残る!教員免許を持つ秀才DF

[ 2016年4月12日 05:30 ]

桜並木を背にランニングをする三丸

U23代表候補合宿スタート

(4月11日)
 リオデジャネイロ五輪に出場するU―23日本代表の候補合宿が11日、静岡市内でスタートした。筑波大に一般入試で合格し、保健体育の教員資格を持つ初招集のDF三丸拡(22=鳥栖)が生き残りを誓った。

 10日に川崎Fとのリーグ戦に出場したため、軽めのメニューだったが、年代別も含めて初めて日本代表として約1時間半汗を流し「代表のエンブレムの入ったウエアを着て、責任は感じます」と神妙に話した。

 東大合格者も輩出している栃木県屈指の進学校・真岡高出身。自身は出場していないが全国高校選手権11回出場の名門でもある。三丸は自宅から約1時間の通学時間を勉強に充て、テストの順位は最高で「(240人中)5位ぐらい」と、文武両道を実現してきた。当時の菊地隆之監督の影響で体育教師を目指し、筑波大に進学。そこで頭角を現すと鳥栖入団を勝ち取り、1年目の今季は既に2試合に先発。手倉森監督の目に留まった。

 13日にはJ2清水との練習試合が行われる。三丸は「安定した守備から、機を見て得点に絡めるように」。秀才サイドバックがリオ切符をつかむべくアピールする。
 
 ◆三丸 拡(みつまる・ひろむ)1993年(平5)7月6日、栃木県出身の22歳。小山三中から真岡高、筑波大に進み、今年から鳥栖に加入。3月27日のナビスコ杯新潟戦で公式戦初出場を果たすと、4月2日の柏戦でリーグ戦初先発でフル出場。1メートル72、69キロ。血液型A。利き足は左。

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2016年4月12日のニュース