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本田のミラン、ミハイロビッチ監督解任 ブロッキ新監督就任発表

[ 2016年4月12日 18:21 ]

 日本代表FW本田圭佑(29)が所属するACミランは12日、今季から指揮を執っていたシニシャ・ミハイロビッチ監督(47)を解任し、これまでユースの指揮官を務めていたクリスチャン・ブロッキ氏(40)が新監督に就任すると発表した。

 同日付のガゼッタ・デッロ・スポルト紙によれば、オーナーのベルルスコーニ氏が10日のユベントス戦に1-2敗れ「全力を出してもチームは負け、しかも途中からチームの調子が落ちるという形で負ければ、それは指導者の責任」とした上でミハイロビッチ監督の解任を決意。10日夜にユース監督のブロッキ氏を招き、ガリアーニ副会長も交え夕食をとりながら会談を持って大筋合意したという。

 ブロッキ氏はクラブの生え抜きで、トップチームにも選手として2001―05シーズン、および06―08シーズンに所属。現役引退後はミランの下部組織に入り、昨シーズンからインザーギ氏(トップチームに就任し、その後解任)の後任としてユース年代のチームを指導していた。ガゼッタ・デッロ・スポルトによれば、ベルルスコーニ氏はブロッキ氏が攻撃サッカーを重視し、練習からポゼッションを重んじるスタイルを高く評価。また現在ミランで正GKを務めるドンナルンマ、トップチームに定着しているDFカラブリアをはじめとした若手を輩出した手腕も高く買っているという

 ガゼッタ・デッロ・スポルト紙は、ブロッキ氏が就任した場合のチームがどうなるかという予想スタメンも掲載。システムはこれまで4-4-2から4-3-3に変更され、本田はインザーギ体制下と同じ右FWとして予想されている。ブロッキ新監督は、12日の練習から指揮を執る予定となっている。

 本田は14年1月にミランに入団。直後にアッレグリ現ユベントス監督が解任され、その後タソッティ暫定監督を経て、セードルフ、さらに昨季はインザーギがチームを指揮。タソッティ暫定監督を含めれば、これで在籍わずか約2年3カ月で5人目の監督就任となる。

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2016年4月12日のニュース