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3月海外遠征で“リオ予行”U23世代サバイバル開始!

[ 2016年2月1日 05:30 ]

優勝杯を手に笑顔で帰国した遠藤(手前)らU―23日本代表イレブン

 午後11時の羽田空港。U―23日本代表の遠藤主将が優勝トロフィーを持って到着ロビーに姿を現すと、待ち受けた約500人のファンから祝福の歓声が上がった。

 会見に臨んだ手倉森監督は「遅い時間にこのような場を設けてくださりありがとうございます。本当はサッと帰りたかったですけどね」と得意のボケで笑いを誘い「ここから世界を見据えた戦いが始まる。日本の目標は(18年W杯)ロシア(大会)で決勝トーナメントに進出して躍進すること。その1つの光になれれば」と力を込めた。

 五輪本大会に向けた強化プランの一端も判明した。日本協会幹部は3月下旬に予定している海外遠征に言及。「五輪に出場する15カ国とやりたい。欧州のU―21代表とやるのもいい。これから調整する」と説明した。本大会の登録枠はアジア予選から5減の18人。24歳以上のオーバーエージ(OA)枠も起用すれば、U―23世代からの選出は15人の狭き門となる。五輪出場国とのガチンコ勝負でサバイバルレースを開始する方針で、欧州や北中米などが遠征先の候補となりそうだ。

 手倉森監督はアジア最終予選中にホテルの自室でひそかにミーティングの予行演習を行っていた裏話を披露。「選手の前ではどっしり構えるために、飯をたくさん食べて痩せないようにしていた」と隠れた努力も明かした。休む間もなく、2月初旬からJリーグのキャンプ地巡りを行う予定。8月4日開幕のリオ五輪に向けて再出発する。

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