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広島 2年ぶり優勝王手!1―2劣勢からロスタイムに佐々木、柏弾で逆転

[ 2015年12月2日 21:39 ]

<G大阪・広島>後半ロスタイム、柏(右)は決勝ゴールを決め、歓喜のダッシュ
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Jリーグチャンピオンシップ決勝第1戦 広島3―2G大阪

(12月2日 万博)
 Jリーグの年間王者を決めるチャンピオンシップ(CS)は2日、大阪・万博記念競技場でホーム&アウェー方式の決勝第1戦が行われ、年間勝ち点1位でシードされた広島と、準決勝で2位・浦和を破った3位のG大阪が激突。広島が3―2で劇的な逆転勝ちを収め、2013年以来2年ぶり3度目の年間王者と10日開幕のクラブワールドカップ(W杯)出場へ王手をかけた。決勝第2戦は5日に広島のホーム、エディオンスタジアム広島で行われる。

 浦和との120分間の激闘から中3日のG大阪に対し、シードされた広島はリーグ最終節から中9日。コンディションでは広島に分がある中、広島は前半17分に決定的なシーンを迎えた。ミキッチから上がった右クロスのニアへ入った佐藤が得意のヘディングシュート。ボールは左に外れたが、ゴールまであとわずかに迫り、遠藤のパスや宇佐美のシュートなどで押し気味に試合を進めるG大阪と前半を0―0で折り返した。

 だが、試合は後半激しく動いた。まずは後半15分、広島の佐々木から森崎和へのパスがズレた一瞬の隙を突いてボールを奪ったG大阪の長沢が、そのままゴールに向かい、最後は左足で先制ゴール。7月に清水からG大阪に完全移籍してからリーグ戦で1度も先発がなかった長沢の“初先発初ゴール”でG大阪が波に乗った…はずだった。

 しかし、広島は後半35分、途中出場していた浅野のシュートが左ポストに当たってハネ返ったボールを柏がシュートし、最後はドウグラスが頭で方向を変え同点。G大阪はその直後の同37分、こぼれ球を今野が右足で豪快にゴールして勝ち越したが、41分にG大阪のオ・ジェソクが一発退場。広島は5分が掲示されたロスタイム突入後の後半46分、佐々木がヘディング弾を突き刺して再び同点とすると、51分には柏が劇的な決勝弾を決めて逆転勝ちを収めた。

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