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パトリック差別ツイートは高校生…Jは浦和を処分せず

[ 2015年12月1日 05:30 ]

 浦和サポーターとみられる人物がG大阪のブラジル人FWパトリック(28)に対してツイッターで人種差別的な書き込みをした問題で、埼玉県内の私立高校の生徒が「自分が書き込んだ」と名乗り出た。生徒と保護者が30日、高校に申告し副校長らと浦和に謝罪。Jリーグにも連絡を取り、反省とパトリックに対する謝罪の意を申し出てパトリックにも伝えられた。

 浦和によると、生徒は年に1、2回程度、埼玉スタジアムで浦和の試合を観戦。投稿があった11月28日はG大阪とのチャンピオンシップ準決勝が行われており「自宅でテレビ観戦中に投稿してしまいました。投稿を後悔し深く反省しています。パトリック選手やG大阪に謝罪したいです」と話しているという。Jリーグはスタジアム外で起きた事象であることから、浦和への処分をしないことを決定。浦和も生徒に処分を科さない方針だ。

 G大阪は「パトリック選手は既に大勢の方々からの励ましの声を受け、現在の心境は落ち着いております。同時に、今後の練習と試合に集中したい意向を強く持っています。投稿者本人の深い反省と謝罪の意は、パトリック選手も十分に理解し、受け入れました」という声明を発表した。

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2015年12月1日のニュース