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FIFAが緊急理事会 今後の運営を協議、会長選延期も

[ 2015年10月19日 17:35 ]

 汚職に揺れる国際サッカー連盟(FIFA)は20日、スイスのチューリヒで緊急理事会を開く。ブラッター会長とプラティニ副会長が90日間の暫定的な活動停止処分を科されており、ハヤトウ会長代行を中心に今後の運営について議論する。来年2月26日に予定される会長選については、延期を含めて話し合われる可能性がある。

 欧州サッカー連盟(UEFA)会長も務め、次期FIFA会長の最有力候補とみられていたプラティニ氏の先行きが不透明。ヨルダンのアリ王子が立候補し、アジア連盟のサルマン会長が出馬を検討しているとされる。現状では26日に届け出が締め切られる。

 FIFA理事を務める日本サッカー協会の田嶋幸三副会長は会長選の日程について「延期することが本当にFIFAにとっていいことなのか、新しい体制を早くつくって臨んだ方がいいのか。二つの選択肢がある」と述べた。

 ブラッター氏は9月25日、スイスの検察当局から横領と背任の疑いで事情聴取された。同氏から200万スイスフラン(約2億5千万円)を受け取ったプラティニ氏も証人として事情を聴かれた。(共同)

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2015年10月19日のニュース