×

清武“神の手弾”呼んだ!2試合連続CKから決勝点

[ 2015年10月19日 08:40 ]

ケルン戦の前半、先発出場し攻め込むハノーバーの清武

 ハノーバーの日本代表MF清武弘嗣(25)が18日、敵地でのケルン戦に先発出場した。前半38分に右CKからMFアンドレアセンの“神の手弾”を演出。今季初勝利となった3日のブレーメン戦でもCKからアシストしており、2試合連続でセットプレーで存在感を示し、チームを連勝へ導いた。

 正確な右足が勝利に導いた。清武は前半38分、右CKのキッカーを務めると、右足でニアサイドを狙い澄ました。ピンポイントでDFシュルツの頭に合わせると、ボールはその後、ピンポン球のように相手DF、相手GKにはじかれ、最後はファーサイドに詰めていたMFアンドレアセンが右手で押し込んだ。明らかなハンドだったが、主審は“ノープロブレム”の判断。決勝点となる神の手ゴールをお膳立てした。

 チームはその後、ケルンの猛攻をしのぎ切って連勝を果たした。今季初勝利となった3日のブレーメン戦でもCKから決勝弾をアシスト。それまで開幕から7試合勝利がなかったが、清武の右中足骨骨折からの復調に比例するように、チームも上向いてきた。

 日本代表では、8日のW杯アジア2次予選シリア戦で途中出場し、G大阪FW宇佐美の得点の起点となり、格下相手には好プレーも見せた。しかし「与えられたポジションでやるけど、チームではトップ下でやっているから一番輝ける場所。勝ちにいきたい」と気合を入れて臨んだ13日の親善試合イラン戦では先発落ち。後半開始から出場したがインパクトを残せなかった。

 トップ下のライバルであるドルトムントMF香川から先発を奪う上で、最近2試合で見せているような正確なセットプレーは最大の武器になり得る。結果を残し続け、代表でのレギュラー争いに挑む。

続きを表示

2015年10月19日のニュース