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カズ 負傷交代で今季絶望の可能性も…ラグビー松島からパワー

[ 2015年10月19日 05:30 ]

<横浜FC・京都>観戦に訪れたラグビー日本代表の松島幸太朗(右)とユニフォームを交換し笑顔を見せる三浦知良

 J2第37節は各地で11試合が行われ、横浜FCのFW三浦知良(48)は京都戦に先発してJ2最年長出場記録を48歳7カ月22日に更新したが、前半17分に右でん部から太腿にかけた部分を痛めて同21分に途中交代。今後の検査次第では今季中の復帰が厳しい状況となった。首位の大宮は徳島に1―2と逆転負けし、2連敗で勝ち点は75のまま。2位磐田は札幌に3―0で快勝し同69、3位福岡は栃木を下して同67に伸ばした。

 カズが悲劇に見舞われた。前半17分、空中で相手選手と競り合った後、右でん部付近を押さえながら倒れ込んだ。「(相手の)膝が腰に当たってキーンとなって(右足が)着地で変なつき方になった」。そのまま担架で運び出され、無念の途中交代となった。

 一両日中にも精密検査を受ける。痛みが走ったのは4月に負傷した患部に近い。「またその辺り。慎重にしたい」。前回は復帰に約2カ月を要した。検査の結果次第では今季中の復帰は厳しい状況だ。横浜FCは来季もカズを戦力として高く評価しており、故障が長引く場合、49歳で迎える来季に向け完治に全力を注ぐことになる。

 試合後にはうれしいサプライズがあった。親交のあるラグビー日本代表WTB松島幸太朗(22=サントリー)が応援に訪れ、W杯イングランド大会の南アフリカ戦で着たユニホームを贈られた。桜のジャージーに袖を通したカズは「同じ11番!うれしいね」。不屈の魂を刺激されたようだった。

 ▼ラグビー日本代表松島幸太朗 小学生時代、サッカーをやっていたのでカズさんは憧れの存在。48歳でプレーするのは精神的にも凄く強いのだと思う。来月には(ラグビーの)トップリーグが始まる。ブームに終わらせるのではなく、ハイレベルな試合を見てもらえるようにしたい。

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