レアンドロ先制弾！神戸　９度目の挑戦でホーム１００勝達成

＜神戸・川崎Ｆ＞前半、先制点を決めベンチに向かって走るレアンドロ（右はチョンウヨン）

Ｊ１第２Ｓ第７節 神戸２―０川崎Ｆ

（8月16日 ノエスタ）
　９度目の正直だ。荒れ果てた本拠地ノエスタのピッチで今季わずか１勝の神戸がこの日ばかりは地の利を生かす。パスが信条の川崎Ｆが苦しむのを尻目にロングボール主体の安全策のサッカーを展開。前半４１分に左ＣＫからレアンドロが先制ヘッドを決めて流れに乗ると、後半３８分に渡辺が左足ダイレクトボレーを決めて突き放した。

　８度も足踏みしたホーム通算１００勝をようやく達成し、連敗も３でストップ。２点目の鮮やかなボレーを決めた背番号１９は「監督がいつもよりグラウンドが悪いと言っていたし、割り切った部分もあった。勝っていくことで前向きになれる」と手応えを口にした。

　ＦＷマルキーニョスが１１日を最後に練習場から消え、この日もスタンドにその姿はなし。練習態度に不満を持ったネルシーニョ監督の指示によるもので、攻撃陣に負傷離脱が相次ぐ苦境の中でもベテラン助っ人に厳しい姿勢を貫いている。３９歳のブラジル人ＦＷの去就は不透明だが、その力に頼ることなく苦境を脱した神戸。目標のタイトル目指して再び前へと歩き出した。