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清水 田坂体制初勝利逃す…大前3戦連発も新潟と痛恨ドロー

[ 2015年8月17日 05:30 ]

<清水・新潟>先制のPKを決める大前

J1第2S第7節 清水1―1新潟

(8月16日 アイスタ)
 清水は新潟と1―1で引き分け、田坂体制2戦目での初勝利を逃した。年間最下位こそ脱出したが、下位相手に痛恨のドローとなった。

 またまたエースが決めた。0―1の前半43分、右からのファークロスをFWデュークが頭で折り返すと、中央のMF枝村が相手DF大野に倒されPKを獲得。キッカーのFW大前がゴール右隅に流し込み追いついた。これで昨年8月以来1年ぶりとなる3戦連発で今季11得点目。ハイペースで得点を重ねているが「もっと点を取っている選手はいる。満足することはない」とエースが求める到達点は高い。

 この日はDF鎌田が右サイドバックで移籍後リーグ初出場初先発。今季即戦力で加入したが、左膝負傷もあり出番は限られた。それでも、田坂監督から「戦える選手」の一人として期待され、初めてアイスタのピッチに立つと、持ち前の対人の強さでマッチアップしたDFコルテースらの攻め上がりを抑えた。攻撃でもアーリークロスからチャンスを演出するなど存在感を示した。

 後半からMF竹内、FW村田らを投入も勝ち越せず。勝ち点3差の新潟相手にドローに終わり、順位は降格圏のまま。田坂監督は「前回に比べて内容は良かった。チャンスは多くつくった。あとはどう決められるか。勝ち点3を取らないと我々の未来はない」と悔やんだ。残り10試合。もう取りこぼしは許されない。

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2015年8月17日のニュース