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神戸39歳マルキーニョス、痛む右足で史上2人目150得点

[ 2015年5月7日 05:30 ]

<湘南・神戸>前半、J1通算150得点となるゴールを決める神戸・マルキーニョス

J1第1S第10節 神戸1―1湘南

(5月6日 BMWス)
 衰え知らずの神戸の39歳が中山雅史(元磐田、157得点)以来、史上2人目の通算150ゴールを決めた。前半33分、マルキーニョスはペナルティエリアの外でボールを受け、迷わず右足を振り抜きゴール右上に鮮やかに突き刺した。01年8月11日の初ゴールから足かけ15年、326試合目にして大台に到達した。

 前半9分に助っ人が右足首を痛めて倒れると、周囲の選手がベンチに出場続行不可を意味する「×」マークを送った。だが担架で運ばれていく途中にベンチ前で起き上がり、患部が腫れ上がっている状態で出場を直訴。後半ピッチに立てないほどの重傷ながら、痛む右足で記念弾を沈めた。

 今季は構想外となる危機を迎えていた。実際、2節の川崎F戦で先発落ちし、3節のFC東京戦ではベンチ外。しかし苦境下でも腐らずに練習を続けてネルシーニョ監督の信頼を取り戻すと、献身的な守備でも貢献してきた。指揮官は「非常に重要な役割をしてくれている。あれだけ足が腫れていてもチームのために戦った」とたたえた。

 記念弾のストライカーが抜けたあとは湘南ペースでドロー。負傷者続出中の厳しい連戦は、39歳の熱いスピリットに見習って乗り越える。

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2015年5月7日のニュース