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なでしこ10人対峙“頂上決戦” 日テレ“奇襲”阪口がV弾演出

[ 2015年5月7日 05:30 ]

<日テレベレーザ・INAC神戸>後半、ヘッドで競り合う阪口(中央)

なでしこリーグ第7節 日テレ2―1INAC神戸

(5月6日 味フィ西)
 なでしこリーグ第7節の5試合が行われ、2位日テレはホームで首位INAC神戸を2―1で振り切り、勝ち点1差に詰めた。6月のW杯カナダ大会メンバーが両チーム合わせて10人で、4373人の観衆を集めた注目の一戦。なでしこジャパンのMF阪口夢穂(27)がFWとして途中出場し、決勝点を演出する活躍を見せた。
【試合結果】

 なでしこジャパン10人が対峙(たいじ)した頂上決戦で、“奇襲”がはまった。同点の後半8分、日テレは前節の仙台戦で右足首を捻挫してベンチスタートだった阪口がピッチに上がる。2トップの一角に入ると、27分の左CKに頭で触れて田中美の決勝ゴールを呼び込んだ。「ヘディングで競ることができるのが持ち味なので」。最前線のターゲットとして流れを変え、セットプレーでも違いを見せた。チームでも代表でも主戦場はボランチとあって「楽しかった」と笑顔を見せた。

 これには、視察に訪れた佐々木監督も「エムボマみたいだね」。JリーグG大阪の強力助っ人だった元カメルーン代表FWを引き合いに出して目を丸くした。なでしこジャパンの練習でもひそかに試している阪口のFW起用。連覇の懸かるW杯でも、なでしこを救うオプションになるかもしれない。

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2015年5月7日のニュース