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王者スペイン、予選で黒星 無敵艦隊8年ぶりの屈辱…

[ 2014年10月11日 05:30 ]

スロバキアに敗れ肩を落とすスペインの選手たち(AP)

欧州選手権2016予選

 9日に各地で第2節の9試合が行われ、本大会3連覇を狙うC組のスペインがアウェーでスロバキアに1―2と敗れる波乱があった。スペインが欧州選手権予選で敗れたのは06年10月7日のスウェーデン戦(0―2)以来8年ぶり。W杯を含めた国際大会予選でも同戦以来37戦ぶりの黒星となった。

 落日の無敵艦隊が予選2戦目で早々とつまずいた。FIFAランク8位のスペインは同40位のスロバキアを支配率72%、シュート数26―5と圧倒しながら苦杯。アウェーでの連勝が14で止まり、デルボスケ監督は「予想外。相手GKが素晴らしく、我々はシュートの精度を欠いた」と嘆いた。

 前半17分、ゴール正面のFKを決められた。右へ動いたGKカシージャスは予測と反対の左へ変化したぶれ球に慌てて手を出したが、パンチングミス。不振を象徴するプレーに、英紙ガーディアンは「代表はこれが最後」とデヘアとの守護神交代を主張した。

 攻撃もチェルシーで今季9戦9発のFWジエゴ・コスタが代表デビューから6戦不発。後半37分にFWアルカセルが同点弾を決めたが、5分後にカウンターから決勝点を許した。MFイニエスタは「結果は変えられないが元に戻す力はある」と強調するしかなかった。

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