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レアル逆転負け…2点先行も4失点 指揮官「チームはグダグダ」

[ 2014年9月1日 11:27 ]

<Rマドリード2―4レアル・ソシエダード>フル出場したRマドリードのMFロドリゲス(左)とMFクロース(AP)

リーガエスパニョーラ第2節

(8月31日)
 スペイン・リーガエスパニョーラ第2節の4試合が31日に行われ、レアル・マドリードはアウェーでレアル・ソシエダードに2―4で敗れた。2季ぶり優勝を目指すバルセロナはアウェーでビジャレアルを1―0で下した。

 体調不良でMFロナウドが欠場したRマドリードは、前半5分MFクロースのCKからDFラモスが頭で決めて先制。同11分にはMFベイルが加点して、試合はこのままRマドリードのペースで進むかと思われた。しかし、同35分CKからMFプリエトが頭で流したところをDFマルティネスに1点を返されると、同41分にはクロスからMFスルトゥサに強烈なヘディングシュートを決められて、前半だけで追いつかれる。

 後半に入っても、レアル・ソシエダードの堅守を崩せないでいると、同20分左サイドを崩されると、プリエトのクロスに再びスルトゥサに決められて逆転される。アンチェロッティ監督は中盤の守備を改善しようとMFケディラを投入したが、直後にCKからFWベラに決められてリードを2点に広げられる。終盤に猛攻を仕掛けて、ベンゼマ、ロドリゲスらが決定機を迎えるが、決めることができずに試合は終了。

 開幕2試合目で早くも黒星を喫した指揮官は「最初の30分はとても良かった。残りは最悪だった」と嘆き、「チームにはバランスがなかった。良い守備のシステムをとる事が出来なかった。2点目を決めた後、チームのパフォーマンスはグダグダになってしまったし、悪い守備を見せてしまった」と敗因を分析。MFシャビ・アロンソ(バイエルン・ミュンヘン)の退団が影響しているのではとの問いには「選手一人が抜けたからと言う問題ではない。全体的なもの」と否定したが、攻守のバランスが悪く、チームをまとめる選手の不在を露呈する試合内容だった。

 バルセロナは開始からボールを支配し、好機を作り続けるもビジャレアルのゴールをこじ開けることができずに前半を0―0で終える。エンリケ監督は後半14分負傷明けのFWネイマールを、同28分にFWサンドロを、同30分にはMFシャビを投入すると、この采配が的中。同37分ネイマールのスルーパスを受けたFWメッシがペナルティーエリア右に侵入。相手DFとGKをかわし、ゴール前にボールを出すと、走りこんだ19歳サンドロが押し込んでついに得点を奪った。そのまま逃げ切ったバルセロナは、開幕2連勝で単独首位に立った。

 ラコルニャはホームでバジェカノと2―2で、エルチェはホームでグラナダと1―1で引き分けた。

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