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香川 ドルトムントは「家族」3季ぶり復帰正式発表

[ 2014年9月1日 05:30 ]

ドルトムント復帰が決まった香川(右)はツォルク・スポーツディレクターとユニホームを手に笑顔を見せる(ドルトムント提供)

 ドイツ1部リーグのドルトムントは31日、公式サイトでマンチェスター・ユナイテッドの日本代表MF香川真司(25)が3季ぶりに復帰すると正式発表した。同日午後に移籍金は推定800万ユーロ(約10億9600万円)でクラブ間合意に達し、香川は18年6月30日までの4年契約を結んだ。背番号、入団会見などの日程は決まっていない。

 ツォルク・スポーツディレクターは「香川の移籍の可能性が浮上したのは、つい数日前のことだ。我々は彼の素晴らしい実力をこのチームに再び加えることを決めた」と経緯を説明した。

 30日夜にドルトムント市内の病院でメディカルチェックを済ませていた香川は「クラブを去る日“僕の人生におけるドルトムントでの章は終わっていない”とインタビューで話した。僕はプレミアリーグでプレーしたいという夢をかなえたかったんだ。でも、今はドルトムントのこの素晴らしいチームと特別なファンのもとに戻れて、ただただうれしい。ドルトムントは家族のような存在であり、彼らが僕を忘れず、また迎え入れてくれたことを誇りに思う」とコメントした。

 リーグ2連覇の立役者となった香川の復帰の影響は主力の去就にも及ぶかもしれない。ドイツ代表MFロイスは、Rマドリードやバルセロナなどへの移籍の可能性が報じられているが、ビルト紙はチームが強化されることで、ロイスの気持ちも残留に大きく傾くとの見通しを示した。

 香川にとっての新たな目標は12~13年シーズンのバイエルンMに次ぐ、史上2度目のリーグ、欧州CL、ドイツ杯の3冠達成。復帰戦は国際Aマッチデー明けの13日、ホームのフライブルク戦となることが濃厚だ。

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2014年9月1日のニュース