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サポーターは守備に危機感…「1次リーグ突破できる」7割に減少

[ 2014年6月11日 13:14 ]

ザンビア戦で後半ロスタイムに決勝ゴールを決め、サポーターからも高評価を得た日本代表FW大久保

 ワールドカップ(W杯)ブラジル大会は12日(日本時間13日)に開幕する。日本代表は14日(同15日)にコートジボワールとの初戦を迎えるが、スポニチ・アネックスでは、7日に米国・タンパで行った国際親善試合、ザンビア戦についてのアンケートを実施。サポーターの採点は平均3・14点と、コスタリカ戦(3日)の3・7点から下降。「1次リーグを突破できるか?」の問いについてもコスタリカ戦後の83・3%から下がり、今回は70・5%という結果が出た。

 アンケートは試合終了後から10日午後1時までの間に無記名式で行い、353人の回答があった。採点は5点満点で、3点が186人(52・7%)で最も多く、続いて4点が82人(23・2%)、2点57人(16・1%)、5点20人(5・7%)、1点8人(2・3%)と評価が分かれ、平均すると3・14点だった。

 試合は2点を先制される苦しい展開。結果的には4―3で打ち合いを制したものの、3失点した守備にサポーターが不安を感じたことで平均点が下がったようだ。そんな中で最も高い評価を得たのが、後半ロスタイムに決勝ゴールを決めた大久保嘉人(川崎F)だ。「最も良かった選手は?」の問いに実に177人(50・1%)が大久保と回答。積極的にゴールを狙っていたし、縦パスなどのチャンスメ イクがしっかりできていた」「仕掛ける動きが良かった」「ゴール前の強さ」など称賛の声が相次いだ。

 香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)が42人(11・9%)で続き、次いで森重真人(FC東京)34人(9・6%)、青山敏弘(広島)33人(9・3%)の順で5番目に山口蛍(C大阪)と本田圭佑(ACミラン)が18人(5・1%)で並んだ。青山は出場時間はわずかだったものの、大久保のゴールをアシストした「ピンポイントのロングパス」が高く評価された。一方、本田はPKを含め2得点したものの、求められるものが高いのか、サポータの評価はそれほど高くなかった。

 「1次リーグを突破できるか?」の問いについては「できる」249人(70・5%)、「できない」104人(29・5%)で、「できる」が前回のコスタリカ戦から約13ポイントダウン。「できない」とする理由は「守備が崩壊するような気がする」「守備の安定が負けないためには欠かせない」など守備を不安視する声が多く、「できる」の中にも「本田、香川が完全に復調すれば」「ディフェンスの連係が深まれば」と条件付きの回答が多くあった。コスタリカは初戦で対戦するコートジボワールを想定した相手だっただけに、3失点したことに多くのサポーターが危機感を抱いたようだ。

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2014年6月11日のニュース