×

レアル3冠絶望的…C・ロナウド負傷で欧州CLに影響も

[ 2014年5月9日 05:30 ]

競り合うレアル・マドリードのC・ロナウド(前)とバリャドリードのディエゴ・マリノ

リーガ・エスパニョーラ Rマドリード1―1バリャドリード

(5月7日)
 レアル・マドリードの今季3冠が絶望的となった。7日、延期となっていた第34節で、残留を争う格下のバリャドリードに1―1で引き分け。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(29)が序盤に負傷交代したことも響き、1―0の終盤に追いつかれた。2戦連続ドローで2位浮上のチャンスを逃し、残り2戦で首位Aマドリードと勝ち点4差。スペイン国王杯優勝に続く2冠目のリーグ制覇は厳しくなった。

 逆転Vが遠のく1点だった。1―0で逃げ切りが見えてきた後半39分、相手CKから痛恨の失点。24日にAマドリードと対戦する欧州CL決勝(リスボン)に向けて今季リーグ戦で初先発したスペイン代表GKカシージャスも止められなかった。残り2戦で首位Aマドリードと勝ち点4差、2位バルセロナと1差。「これで逆転優勝はかなり難しくなった」とアンチェロッティ監督は事実上の白旗を揚げた。

 攻撃陣の駒不足が響いた。MFベイルが足の打撲で欠場した上に、頼みのC・ロナウドが左太腿の違和感を訴え前半9分に交代。シュート21本を放ちながら枠に飛んだのはDFセルヒオ・ラモスのFK弾を含む3本だけ。C・ロナウドの負傷について指揮官は「ひどい状態だとは思わない」と語ったが、MFディマリアも終盤に負傷するなど、故障者が続出。このままだと欧州CL決勝にも悪影響が出てきそうだ。

続きを表示

2014年5月9日のニュース