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日本―コロンビア戦会場で感電死 W杯準備さらに遅れも

[ 2014年5月9日 06:34 ]

 サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会で日本戦も行う中西部クイアバの競技場建設現場で8日、男性作業員(32)が作業中に感電し、間もなく死亡した。地元メディアが伝えた。

 W杯開幕まで1カ月余りに迫る中、クイアバ、サンパウロ、クリチバの3競技場が未完成で、観客席の設置作業などの突貫工事が続いている。この日の事故で開幕準備がさらに遅れる可能性もありそうだ。AP通信によると、12カ所あるW杯競技場の建設作業中の死者は8人目。

 ブラジルのルセフ大統領は8日、度重なる事故で完成が大幅に遅れているサンパウロ東部のサンパウロ・アリーナを視察、突貫工事に当たる作業員らをねぎらった。

 男性は通信設備の敷設作業中に感電し心肺停止になった。現場で救急隊員が蘇生を試みたが、約30分後に死亡が確認された。建設会社などが詳しい事故原因を調べている。

 クイアバの競技場では6月24日の日本対コロンビア戦など4試合が行われる予定。(共同)

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2014年5月9日のニュース