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香川 柿谷ブレーク歓迎「刺激ある争いができれば良い」

[ 2013年8月3日 06:00 ]

出発前にマンU香川が新たな決意を語る
Photo By スポニチ

 マンチェスター・ユナイテッドのMF香川真司(24)が2日、チームに合流するため渡欧した。出発前の成田空港で若手主体の国内組で初優勝を果たした7月の東アジア杯に言及。得点王に輝いたFW柿谷曜一朗(23=C大阪)ら新戦力の台頭を歓迎した。シーズン序盤から過密日程を控えるが、所属クラブと代表での定位置争いを勝ち抜くためフル回転する。

 国内で独自調整を許可されていた香川が、渡欧前の成田空港で新シーズンへの熱い思いを口にした。「W杯もあるし、この1年は勝負。(マンチェスターUは)監督も代わったし、その中で(定位置を)勝ち取って良いシーズンを送りたい」。黄色いポロシャツに白いパンツ、素足に青い靴というスタイリッシュなファッション。ドルトムント時代と比べて洗練された姿に風格が漂った。

 日本滞在中には大きな刺激を受けた。7月26日の古巣C大阪との親善試合後はチームを離れて、C大阪の練習に参加。コンディション調整に加えて、体幹トレも重点的に行い1年間戦い抜く体をつくった。東アジア杯はテレビ観戦し「準備期間の短い中でよく優勝したと思う。今後の日本代表にとっても、凄く良いこと。東アジア杯で出てきたメンバーと刺激のある争いができればよいと思う」と新戦力の台頭を歓迎。柿谷が帰国後はC大阪の練習場で顔を合わせ、惨敗に終わった6月のコンフェデ杯など、ザックジャパンの現状について語り合ったという。

 3日からチームに合流予定の香川には、いきなり過密日程が待つ。6日にAIKソルナ、9日にセビリアと親善試合を行い、11日には昨季リーグ王者とFA杯覇者が対戦するウィガン戦。日本代表に順当に選出されれば一時帰国して14日にウルグアイ戦、再渡欧して17日にリーグ開幕戦のスウォンジー戦に臨む。モイーズ新監督にアピールするためにも重要な意味を持つシーズン序盤。巨大戦力を抱えるだけに全試合に出場する可能性は極めて低いが「一日一日が勝負」とフル回転する決意を示した。今季のゴールとなるW杯ブラジル大会に向け、まずはスタートダッシュをかける。

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2013年8月3日のニュース