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セレッソ5月負けなし!柿谷“キング弾”観戦清武にパワー注入

[ 2013年5月26日 06:00 ]

<C大阪・名古屋>後半、スルーパスに反応した柿谷(左)がゴールを揺らす

J1第13節 C大阪2―1名古屋

(5月25日 金鳥スタ)
 強いセレッソで中断期間突入や。リーグ戦8試合があり、C大阪は名古屋を2―1と撃破。ホームでは05年以来となるカード白星を挙げた。2点目を奪ったFW柿谷曜一朗(23)は9得点で得点ランキングでも首位タイに浮上。5月公式戦負けなしで約1カ月の中断を迎える。

 観衆がどよめく超絶トラップだった。1-0で迎えた後半22分、中盤でのボール奪取に成功したMF枝村が前線へと強めのスルーパスを送る。これに反応した柿谷が左足アウトサイドで見事にコントロールすると、最後はGKとの1対1で右足シュートを冷静にゴール左へ流し込み今季9得点目。日本代表MF清武(ニュルンベルク)も観戦に訪れた一戦で、2戦連発となるゴールで連勝をもたらした。

 「追加点は狙っていたし(トラップは)イメージ通り。(清武にも)“セレッソで頑張ってるで”というのを見せたかった」

 これで得点ランクは広島FW佐藤らと並ぶトップタイに浮上。23日に発表された日本代表には選出されなかったものの、その技術は間違いなく日本屈指だ。いつもは辛口のレヴィー・クルピ監督も「今の曜一朗の技術は(ブラジル代表の)ネイマールに近い。世界のサッカー界で見ても技術レベルは非常に優秀」と最大級の賛辞を送った。

 ホームで名古屋から白星を挙げるのは05年以来、8年ぶり。FWエジノにもリーグ戦初ゴールが生まれ、5月は公式戦5勝2分けと無敗で乗り切り最高の形で中断期間へ入ることになった。「反省するところを見つけながら、満足せずにやっていきたい」と柿谷。才能を完全に開花させたエースを筆頭に、クラブ史上初となるタイトル獲得へ挑戦を続ける。

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