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京都「のまれた」リーグ最終節“2位譲り”に続く失態

[ 2012年11月19日 06:00 ]

<京都・大分>J2を3位でプレーオフに進むも大分に惨敗しガックリと頭を下げる京都イレブン

J1昇格プレーオフ準決勝 京都0-4大分

(11月18日 西京極)
 リーグ3位の京都が早くも散った。ホーム開催で、ドローでも決勝進出という有利な状況だったが、6位大分に今季最多の4失点で大敗した。2位でリーグ最終節を迎えながら、甲府と引き分けて湘南に自動昇格の残り1枠を譲り、プレーオフの初戦でJ1昇格の道を断たれてしまった。

 「2点を失って、正直のまれた感じはあった。そこから2点を取るたくましさが欲しかった」。大木監督が振り返ったように苦手のセットプレーで先制点を奪われ、速攻から2点目を失った時点でチームは混乱に陥った。後半も運動量が上がらず、退場者を出して、さらに失点を重ねた。

 就任2年目の指揮官について、クラブはすでに続投の方針を打ち出している。今井社長は試合後も「やるサッカーは絶対に変えない」と話した。大木監督自身も「来年はこの悔しさをぶつけてJ1に上がれるように頑張りたい」と意欲を見せた。終盤戦の勝負どころでひ弱さを見せた一方、パスサッカーには大きな可能性を感じさせた。来季こそ大願を成就させる。

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2012年11月19日のニュース