×

長友 フル出場で好機演出もドロー…首位との差縮められず

[ 2012年11月19日 01:25 ]

カリアリ戦で攻め込むインテル・ミラノの長友佑都

 サッカーのイタリア1部リーグ(セリエA)は18日、各地で行われ、インテル・ミラノの長友佑都はホームのカリアリ戦に3―4―3の左サイドMFで先発フル出場。後半には好クロスを上げたが、得点には結び付かずチームは2―2で引き分け。前日の試合で引き分けた首位ユべントスとの勝ち点差を縮めることができなかった。

 試合は序盤ホームの圧倒的声援を受けたインテルが主導権を握る。すると前半10分、左サイドを攻め上がった長友からカッサーノへとボールがつながり、そのままアーリークロス。綺麗な弾道を描いたボールは、エリア内のパラシオへピタリと合い先制ゴールが生まれる。(イ1-0カ)

 対するカリアリもインテルの3バックのサイドに出来るスペースを徐々に使えるようになり、セットプレーなどから2度決定機を作るが世界屈指の守護神ハンダノビッチに全て防がれてしまう。

 1-0のまま前半終了するかと思われたが前半43分、カリアリMFコッスが左サイドから中央へ鋭いアーリークロスを送ると、GKとDFラインの裏側へ走り込んだFWサウが滑り込みながら右足でシュート。これにはさすがのGKハンダノビッチも反応できずカリアリが同点に追いつく。(カ1-1イ)

 後半に入り最初にチャンスをつかんだのはインテル。後半9分、前半から積極的に攻撃参加した長友がカッサーノからのスルーパスを相手エリア内で受けると、中央でフリーとなっていたD・ミリートへグラウンダーのクロスを入れる。しかし、ゴールまでわずか1メートル弱の距離で放ったシュートは、クロスバーのはるか頭上へと外れてしまう。

 ピンチの後にはチャンスあり。次はカリアリに絶好機が到来。後半21分、左サイドからのクロスボールにFWピニージャが右足でダイレクトボレー。ボールは惜しくも右ポストに当たりはじかれてしまうが、このこぼれ球をサウが拾い飛び出してきたGKハンダノビッチを冷静にかわし今度は左足でゴールへと流し込む。(カ2-1イ)

 1点を追いかけるインテルは後半37分、カッサーノに代えリカルド・アルバレスを投入。するといきなりゲームが動く。投入されたばかりのアルバレスが、右サイドを切れ味のあるドリブル突破で崩しゴールライン付近からグラウンダーの鋭いクロスを送る。このボールがカリアリDFアストリの足に当たりそのままゴールイン。ラッキーな形で今度はインテルが同点に追いつく。(イ2-2カ)

 同点とし勢いに乗るインテルは続く後半45分、再び右サイドを突破したアルバレスが中央へとクロス。ボールは相手GKの頭上を越し、フリーで走り込んだ長友が体ごとゴールへ流し込もうとするが、ボールは無情にも合わずに通過。ゴールインしたのは長友の体のみだった。

続きを表示

2012年11月19日のニュース