香川、本拠開幕戦でプレミア1号!ボルトも驚いた!?

[ 2012年8月26日 06:00 ]

公式戦初ゴールを決め、祝福される香川(中央)

プレミアリーグ マンチェスターU3-2フルハム

(8月25日 マンチェスター)
 香川が歴史的ゴールをオールド・トラフォードで決めた。マンチェスター・ユナイテッドの日本代表MF香川真司(23)がプレミアリーグ初得点を挙げた。25日、ホーム開幕となるフルハム戦にトップ下で2試合連続先発。スタメン落ちしたイングランド代表FWウェイン・ルーニー(26)に代わって攻撃の中心となり、1―1の前半35分に決勝ゴールを決めて3―2の今季初白星に貢献した。プレミアリーグ日本人3人目の得点はデビュー2戦目での“最速弾”となった。

 “夢の劇場”と呼ばれるオールド・トラフォードで香川が最初の夢を実現させた。記念すべきホームデビュー戦でプレミアリーグ初ゴール。前半35分、CKのクリアボールをMFクレバリーがシュート。相手GKオーストラリア代表シュワルツァーがはじいたところを見逃さずに詰めて右足でゴールネットを揺らした。6月に本拠地で契約書にサインした直後に無人のスタンドを眺めながら「ここでゴールできたら凄く幸せだろうな」と初得点した自分の姿を想像した。それが現実となり7万5352人観衆の喝采を浴びながら、右手で控えめにガッツポーズして喜びをかみ締めた。

 25日に更新した自身のブログで20日の敵地エバートン戦での開幕戦先発が予想外だったことを明かした。「実は前日の練習時の雰囲気を考えると“スタメンは無いな…”と思っていたのですが、ふたを開けてみるとスタメンのフル出場。良い意味での“想定外”でした」。得点にこそ絡めなかったが、トップ下でフル出場して決定機を演出した。「シンジはファンタスティック」というファーガソン監督の評価はさらに上がった。

 負けられないホーム開幕戦で1トップのオランダ代表ファンペルシーとのコンビで2試合連続のトップ下で先発起用されたことがその表れ。代わって先発落ちしたのはイングランド代表ルーニー。実力で絶対的エースをベンチへ追いやった。ピッチでも力を誇示。得点の2分後には左足で左ポスト直撃のシュートを放った。前半だけで32回もボールに絡んで、失ったのは3回だけだった。

 世界最速男をも喜ばせた。ロンドン五輪陸上短距離3冠のウサイン・ボルト(26=ジャマイカ)が観戦に訪れた。試合前にはピッチに立って観客から歓声を浴びたボルトはマンチェスターUの大ファン。五輪前には新加入の香川に対して「しっかり見ているから、いいプレーをしてほしい」とエールを送っていたが、金メダル級の活躍だった。

 後半23分にルーニーと代わってベンチに退く際にはスタンディングオベーションを受けた。同ロスタイムにはルーニーが右足を負傷。長期離脱となれば、デビュー2戦目で名門に欠かせない司令塔となった香川が、今後も攻撃をけん引していくことになりそうだ。

 ★オールド・トラフォード 1910年開場。マンチェスターUのホームとして使用され、第2次世界大戦中の41年に空襲で消失したが、49年に再建された。現在は約7万6000人を収容。「夢の劇場」と呼ばれる。ロンドン五輪のサッカー会場としても使用された。

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