陽子２発だ！ヤングなでしこ、圧勝で８強入り！

＜日本・スイス＞後半、この試合２点目のＦＫを決めた田中陽（左から２人目）を祝福する日本イレブン

Ｕ―２０女子Ｗ杯１次リーグＡ組 日本４－０スイス　

（8月26日 国立）
　“ヤングなでしこ”が堂々の首位通過で、２大会ぶりに準々決勝進出を決めた。２６日、Ｕ―２０女子Ｗ杯１次リーグＡ組の日本は、スイスと対戦。立ち上がりからボールを支配し、再三、相手ゴールに迫りながら、得点を奪えない中、ムードを一気に変えたのはやはりＭＦ田中陽子（１９）だった。

　前半３０分、ペナルティーエリア付近で得たＦＫ。田中陽が右足で直接狙ったボールは、壁を越えゴールネットへと突き刺さった。「点が欲しかったので絶対に決めてやると思っていました」。３試合連続ゴールとなる一発で貴重な先制点を奪うと、美少女ＭＦは後半開始早々にも笑顔を弾けさせた。同２分、エリア付近やや右で獲得したＦＫを、今度は左足でゴール。リードを広げると、同８分にはベンチに退いた。

　チームはその後も着実に加点し、終わってみれば４－０と圧勝。３０日の準々決勝（国立）はＢ組２位の韓国との対戦が決まった。「自分たちのサッカーをして勝てたので次につながる。優勝に向けて頑張りたい。日韓戦はドキドキワクワクですが、絶対に勝ちたい」と田中陽。予定通りの１位通過に納得顔の吉田監督は「侮れない相手だが、たくさん点を取って勝ちたい」と次戦に向けて気を引き締め直していた。

　▽シュベリー・Ｕ―２０女子スイス監督の話　感動した。日本のようにプレーできたら楽しいだろう。目標にしたい。