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名波氏「CBが前に出てことごとく相手の起点つぶしたのは驚き」

[ 2012年6月4日 13:42 ]

日本―オマーン分析2

 最終予選で幸先良いスタートを切ったザックジャパンを、スポニチ評論家で元日本代表監督の加茂周氏(72)と元日本代表MFの名波浩氏(39)が分析した。

 加茂 後半の序盤に2点を追加したことで、W杯最終予選の経験がない酒井を早めに投入できたのは収穫。経験を積めたのは、今後に向けて大きいのではないか。

 名波 いい意味で驚いたのは守備。センターバックの今野と吉田がこれまでにないほど前に出て、ことごとく相手の起点をつぶしていた。

 加茂 課題を挙げるとすれば、先発ボランチの2人の存在感が薄かったことか。遠藤は攻撃でミスもあった。

 名波 快勝の後でメンタル面で慢心しないことも重要だ。

 加茂 確かにヨルダン戦に向けて気を緩めてはダメだ。たとえ0―0で前半を終えても、絶対に先制点を与えないようカウンターに注意しながら戦う必要がある。

 名波 私も出場したフランス大会最終予選では初戦に勝った後5試合勝てずに苦しんだが、今のチームにその心配はないと思う。当時とはチームのレベルが違うし、多くの選手が欧州で経験を積んでいる。2連勝して、良い形でオーストラリア戦につなげてほしい。

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2012年6月4日のニュース