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いきなり遅刻も…エース復活!!大久保、ケガ大丈夫

[ 2012年5月23日 06:00 ]

愛車のパンクで練習に遅れた大久保(左)と話す西野監督

 踏んだり蹴ったりのエースが新監督の初陣で復活だ。神戸は22日、西野朗新監督(57)の初指揮のもと神戸市西区の練習場で2部練習をこなした。左太もも裏痛で別メニュー調整だったFW大久保嘉人(29)が、遅刻しながらもチームに合流。新指揮官の初戦となる26日の鹿島戦(ホームズ)に向けて急ピッチの調整を見せた。

 エースの気合がいつもと違う。初指導の新監督とともに何かと注目を集めたのは負傷明けの大久保だった。フィジカル強化の午前練習をこなすと、午後はハーフコートの紅白戦でFW田代と2トップを組んで久しぶりのピッチを走り回り、「きょうはバテたね」と汗をぬぐった。

 全治8週間と診断された右足首捻挫を2週間余りで回復させ6日のC大阪戦(金鳥スタ)でベンチ入りしたのもつかの間、超回復の無理がたたって今度は左足太もも裏を痛めてしまった。過去に一度痛めて長引いている箇所のために大事をとって先週は完全別メニュー。西野監督の就任に合わせるように練習へと復帰してきた。

 度重なるケガに加えて、この日は通勤途中に愛車のパンクに見舞われた。新監督の初練習に合わせ1時間以上前にクラブハウスに到着予定がまさかのアクシデント発生。その後に付近をたまたま巡回中だった警察官に捕まり、逆に30分近くも遅刻してしまった。「いきなりネタになったんじゃない」と苦笑いしながらも、「監督から“足はどうだ?”て聞かれたから、大丈夫ですと答えた。試合が楽しみです」と早くも気を取り直すあたりはさすがだ。

 鹿島戦で先発すれば、4月21日の柏戦(ホームズ)以来、6試合ぶりとなる。開幕のG大阪戦(3月10日)から遠ざかっているゴールを新監督にプレゼントする。

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2012年5月23日のニュース