本田、７試合ぶり公式戦出場もＣＳＫＡは敗戦

ロシアリーグ第４０節 ＣＳＫＡモスクワ０―１ディナモ・モスクワ

（4月21日）
　ＣＳＫＡモスクワの日本代表ＭＦ本田圭佑（２５）が復活を果たした。２１日のディナモ・モスクワ戦に右ＭＦで先発。３月３日のゼニト戦で右太腿を負傷し、同９日のディナモ・モスクワ戦は前半だけで交代して以来７試合ぶりの公式戦でいきなりフル出場を果たした。試合後は「足の具合は？」との問いに「まあまあ、ボチボチ」と話して会場を後にした。

　攻守に見せ場はつくった。前半５分、ポストプレーでファウルを受けて得たＦＫ。ゴールまで約３５メートルの距離から左足を振り抜くとボールは揺れながらワンバウンドして枠を捉えた。相手ＧＫの好守に阻まれたが、得意のブレ球ＦＫで復調をアピール。守備では前半１１分に相手ＣＫからのシュートを体を張ってクリアした。得点には絡めずに０―１で敗れたが、本田の復帰は６月にＷ杯アジア最終予選開幕を迎える日本代表にとって朗報と言えそうだ。