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チェルシー敵地で先勝 カウンターでV弾

[ 2012年3月29日 06:00 ]

欧州CL チェルシー1-0ベンフィカ

(3月27日)
 2試合が27日に行われ、チェルシーがベンフィカに1―0で先勝した。敵地で苦戦も、FWフェルナンド・トーレスが後半30分に決勝アシスト。ホームでRマドリードに挑んだアポエル・ニコシアは終盤に守備を破られて0―3で敗れた。第2戦は4月4日に行われる。

 堅く守ってカウンターから決勝点。かつての勝負強さを思い起こさせる展開でチェルシーが3季ぶりの4強に前進した。

 「素晴らしかった。これ以上は望めないよ」とディマッテオ監督は振り返った。シュート数は相手の23本に対して半分以下の11本。それでもGKツェフにテリーやダビド・ルイスのDF陣が最後の一線を守り、残り15分でフェルナンド・トーレスがスピードを生かした突破からMFカルーに絶妙のクロスを合わせた。

 パスをつなぐ攻撃サッカーを目指したビラス・ボアス前監督は苦闘続きで解任された。起用法などで一部ベテランが不満をため込む場面もあったが、今季終了まで指揮を任されたディマッテオ監督は選手と対話。「相手の速いテンポは分かっていた。戦えるメンバー選びが重要だった」と出番が少なかった33歳のDFパウロ・フェレイラをコンディション重視で起用するなど柔軟に布陣を組み替え、結果を出した。

 国内リーグはCL出場権が懸かる4位に勝ち点5差と苦戦。「転換期にリーグ優勝を逃すことはあっても、CL出場権は何とかしないと」とツェフ。悲願のCL優勝は来季出場権を確保する意味でも大きな意味を持つ。

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2012年3月29日のニュース