香川　決めきれず不完全燃焼も…ドイツ杯制覇に王手

ドイツ・カップ準決勝のフュルト戦で競り合うドルトムントの香川（中央）

ドイツ杯準決勝 ドルトムント１－０フュルト

（3月20日）
　チームが劇的勝利を収める中、日本代表ＭＦ香川真司はプレーに精彩を欠いた。ドイツ杯準決勝のフュルト戦にトップ下で先発出場。前半３１分に決定機を迎えたが、ゴール正面からフリーで放ったヘディングシュートは枠の上へ。後半１３分の左足シュートもゴールを捉えることはできなかった。不完全燃焼のまま、後半２５分に途中交代。「最後の精度を上げないといけない。それに尽きる」と厳しい表情を浮かべた。

　リーグ戦では自身のドイツ最多となる９得点を挙げるなど好調を持続しているが、ブレーメン戦から中２日で迎えたこの日は疲労を隠せなかった。「１００％の集中力、メンタルで試合に入らないといけない。この経験を生かしたい」と猛省。試合は２部首位チームに苦しみながら、延長後半ロスタイムのＭＦギュンドガンのゴールで勝利。５月１２日にベルリンで開催される決勝に駒を進めた。