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直輝 五輪出場アウト…左膝じん帯損傷で手術へ

[ 2012年3月22日 06:00 ]

ロンドン五輪出場が絶望的となった浦和のU―23日本代表MF山田直輝

 浦和は21日、ナビスコ杯の仙台戦(20日)で負傷したU―23日本代表MF山田直輝(21)が左膝前十字じん帯損傷と診断されたと発表した。今月中に手術を受ける予定で、7月開幕のロンドン五輪出場は絶望的。状況によっては今季中の復帰も危ぶまれている。

 関塚ジャパンに衝撃が走った。仙台戦で負傷退場し、スタジアムから直行した病院で出された最悪の診察結果。ペトロヴィッチ監督は「五輪目前でこういうケガをしたのは残念だろう」と気遣った。山田直にとって五輪出場はサッカー人生において大きな目標だった。「プライベートでいつも“五輪に出ることが夢”と話していた」と槙野。U―23日本代表の浜田も「高校生の時から五輪に出たいと話していた。直輝の分も頑張るしかない」と話した。

 じん帯損傷で手術した選手の多くは長期離脱を強いられる。五輪世代のFC東京・米本は昨年4月に左膝前十字じん帯を損傷し、復帰まで11カ月を要した。昨年9月に右膝前十字じん帯を損傷したなでしこジャパンの丸山(大阪高槻)は現在もリハビリ中だ。一夜明けてクラブハウスに姿を見せた山田直は松葉づえ姿だった。一日も早い復帰を目指し、長いリハビリ生活に突入する。

 ▽前十字じん帯損傷 膝関節の中の大腿骨と脛(けい)骨を結ぶじん帯が断裂・損傷すること。スポーツ選手の多くが他の部位から腱を移植する手術を受ける。手術後は1、2週間で単独歩行が可能に

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