浦和が２次キャンプ開始　ＤＦ槙野「いるべき順位に引き上げる」　

２次キャンプが始まり、選手に動きを指導するＪ１浦和のペトロビッチ新監督

　昨季はリーグ１５位と苦杯をなめたＪ１浦和が９日、鹿児島県指宿市で２次キャンプをスタートした。昨季まで広島を率いていたミハイロ・ペトロビッチ新監督は「始動した日から、いい感触を持ってきょうまで過ごしている。開幕まで努力してやっていきたい」と意気込みを語った。

　約１時間半の練習ではランニングやボール回しの後、ハーフコートでのゲームも実施。身ぶり手ぶりを交えて細かい動きを指導する指揮官の声を、選手は真剣な表情で聞き入っていた。

　今季は大型補強に成功した。日本代表のＤＦ槙野がドイツ、ＭＦ阿部がイングランドから帰国。ケルンで出場機会に恵まれなかった槙野は、広島時代に指導を受けた恩師の下での自信回復を期す。レスターで貴重な経験を積んだ阿部も、２季ぶりとなる古巣復帰にひときわ強い思いを抱く。Ｊ１神戸から加入のＦＷポポへの期待も高い。

　２００６年のＪ１王者が名誉挽回を懸けるシーズン。課題は、ＦＷ原口や、広島時代にペトロビッチ監督の下でプレーしたＭＦ柏木ら既存の選手と、新加入選手がいかに早く融合するか。ＤＦ槙野は「すんなり（チームに）入れていると思う。浦和がいるべき順位に引き上げるのが僕の仕事」と話した。

　２次キャンプは１９日まで行われる予定。