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新潟 矢野復帰で新システム導入も「さらに走るサッカーできる」

[ 2012年2月9日 15:10 ]

 J1新潟の黒崎久志監督(43)が8日、1年半ぶり復帰が決まったFW矢野貴章(27)を歓迎した。

 キャンプ中の高知で「さらに走れる、前に圧力をかけるサッカーができる」と話した同監督。矢野の復帰は戦力補強を終えていたチーム、中でも攻撃陣を活性化させるのは確実で、指揮官は「チームの機能するやり方も変わってくる」と新システム導入も示唆した。

 一方、7日に矢野から「お世話になります」とメールが届いたMF本間勲主将(30)は「キャンプに来たらトゥッコ(フィジカルコーチ)のトレーニングをやって(コンディションを)上げてもらわないと」と厳しさを口にしながらも「海外で頑張ってもらいたかったけど、日本ならウチに戻ってきてほしいと思っていたのでうれしかった」と再び同僚となることを喜んだ。

 サポーター間には“効果”が早くも表れた。12日に新潟テルサ(新潟市中央区)で開かれる「キックオフフェスタ」に矢野の参加が発表された8日、クラブには前売り券を求める問い合わせが殺到した。「ドイツに行く時、新潟を突然出ていってしまい、多くの方に心配をかけてしまったのが心残りだった」という矢野は、まずサポーターへ復帰の意気込みを語り、アルビでの“第二章”をスタートさせる。

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2012年2月9日のニュース