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柏2カ月ぶり首位奪回 「ラストチャンス」でPK一本勝ち

[ 2011年10月16日 16:20 ]

山形に勝利し首位に立ち、サポーターの声援に応える柏イレブン

J1第29節最終日 柏1―0山形

(10月16日 柏)
 柏がホームで山形を1―0で下して勝ち点を59に積み上げ、第20節以来2カ月ぶりに首位の座を奪回した。「今日がラストチャンスだと思って」(MF大谷)と、強い気持ちで臨んだ一戦。前半33分、CKの競り合いからDF増嶋がペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。MFジョルジ・ワグネルが蹴り直しの末、左隅にきっちり決めて先制点を奪うと、そのまま逃げ切って勝ち点3を手にした。

 勝ち点57のG大阪をかわして首位に浮上。ネルシーニョ監督は「大きな試合で、頭を使って勝利をたぐり寄せた」と満足そうに振り返った。主将の大谷は「1試合1試合積み重ねた結果で今、首位にいる」と喜び、J1復帰1年目での優勝へラストスパートを誓っていた。

 J2から昇格したシーズンで優勝の快挙へ向け、残すは5試合。FW北嶋は「若手もベテランも、今までやってきたことを変えずにプレーできる。それが強み」と自信を示す。監督は「うちの選手は若いが、タイトルを取る準備はできている。敵は重圧ではなく、G大阪や名古屋だ」と力強く言い切った。

 山形も時折、相手ゴールに迫ったが、攻撃に厚みがなく零敗。残り5試合で15位甲府と勝ち点9差となり、J1残留へ厳しい状況に追い込まれた。

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