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J1破った福岡大 絶対エース欠き「ベストメンバーじゃなかった」

[ 2011年10月10日 16:37 ]

大宮―福岡大 PK戦でJ1大宮を破り、大喜びの福岡大イレブン
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天皇杯2回戦 福岡大1―1(PK5―3)大宮

(10月10日 熊谷陸)
 九州の名門、福岡大がJ1大宮から大金星を挙げた。1―1で突入したPK戦で5人全員が成功。4人目のベテランMF藤本が外した大宮に5―3で勝利した。

 後半25分にセットプレーで先制を許したが、2分後に相手の守備の乱れを突いて、ゴール前のこぼれ球に走り込んだMF田中が右足で同点弾。最後まで集中力を切らさずに大宮の猛攻をしのぎ切り、PK戦では落ち着いて全員が決めた。

 09年の天皇杯でも2回戦でJ2水戸を破る番狂わせを演じた福岡大だが、J1チームに勝つのは初めて。この日はU―22日本代表のFW永井(名古屋)の後を継ぐエース石津と山崎の主力FWを負傷で欠き、「ベストメンバーじゃなかった」(乾監督)という。それにもかかわらず下克上を成し遂げた選手たちを、乾監督は「出来過ぎ。先に点を取られて私は諦めかけたが、選手がよく追い付いてくれた。守備がよく耐えて、素晴らしいゲームをしてくれた」と手放しで称賛した。

 11月16日の3回戦ではJ2湘南に挑戦する。DF牟田は「どこまでいけるか試すいい機会」と話し、GK藤嶋は「もう一度、ジャイアントキリングを起こしたい」と意欲満々だった。

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