×

川澄V弾!!代表ラインの華麗パスで無敗Vへ

[ 2011年10月10日 06:00 ]

<なでしこリーグ 岡山湯郷・INAC>決勝ゴールの川澄はファンの声援に笑顔で手を振る

なでしこリーグ・第12節 INAC神戸1―0岡山湯郷

(10月9日 美作)
 なでしこリーグ第12節の2試合が行われ、首位のINAC神戸は川澄奈穂美(26)の決勝点で岡山湯郷を1―0で下した。前節のドローから仕切り直しの一戦。なかなか決定機をものにできなかったが、沢穂希(33)から大野忍(27)とつないで挙げた得点を守り、10勝目を挙げた。

 “ライバル”がお膳立てしてくれた。前半25分、中央を突破した沢がゴール右にいたフリーの大野にパス。得点ランク首位の大野は「どうしても早い時間帯に欲しかったから安全策を取った」と、ゴール左にいる川澄へパス。川澄が冷静にゴール右隅へと突き刺した。

 なでしこジャパンの3選手で挙げた先制点に「中盤の選手がパスをつないでくれてゴール前まで持っていってくれたので、決めるだけでした」と川澄。流れるようなパスワークで仕留めた一発で通算9点目。得点王の大野に1点差と迫った。

 前節・新潟戦で試合終盤の10分間に3点のリードを追いつかれた。無得点に終わった川澄は「4点目、5点目と取れなかったことに尽きる」と責任を痛感。同時に、主将として、失点に絡んだ選手を精神的にフォローして立て直しを図った。派手なゴールラッシュこそなかったが、チームは再び連勝街道を歩み始めた。

続きを表示

この記事のフォト

2011年10月10日のニュース