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大迫2発!生き残りを猛烈アピール

[ 2011年6月9日 06:00 ]

<U―22代表・湘南>後半、大迫はゴールを決める

練習試合 U―22日本代表5―0J2湘南

(6月8日 保土ケ谷)
 来年のロンドン五輪出場を目指すU―22日本代表は8日、J2湘南と練習試合を行い、5―0と快勝した。1トップと左右の攻撃的MFの3つのポジションをカバーする6枠を14人で争う状況の中、FW大迫勇也(21=鹿島)が2得点を決める活躍で勝利に貢献。10日のアジア2次予選クウェート戦のメンバー発表に向け、生き残りを猛烈アピールした。
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 最後のアピールの場で、きっちり仕事をやってのけた。後半から1トップで出場した大迫は後半12分、MF原口の右クロスに頭を合わせてゴールを決めると、同25分にもこぼれ球に反応して左足で2点目を奪ってみせた。

 「ゴール前のセンタリングに入ること、ゴール前での仕事をしっかりやろうと思って入った。でも、まだ点取れるところはあったと思う」

 卓越したゴールへの嗅覚で2得点。それでも素直に喜べなかったのは、悔しい思いを払しょくしきれなかったからだ。1日のオーストラリア代表戦では、途中出場ながらダメ押しの3点目を叩き込んだ。大きなアピール弾となったと思われたが、7日に行われた紅白戦ではサブ組でのプレーを命じられた。「チャンスでゴールを決め続けるしかない」。生き残るにはゴールを決め続けるしかない状況だったからこそ、さらなるチャンスで決め切れなかったことが許せなかった。

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