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香川本格始動!本田の“無休指令”に応えた

[ 2011年6月9日 06:00 ]

 右第5中足骨骨折から復帰した元日本代表MF香川真司(22=ドルトムント)が来季へ向けて、早くも本格始動した。8日に古巣・C大阪の練習場に姿を現し、約1時間半の自主トレを消化。日本代表MF本田圭佑(24=CSKAモスクワ)がスコアレスドローに終わった7日のチェコ戦後に若手に“無休指令”を出したことを受け、8月5日のブンデスリーガ開幕、同10日の親善試合・日韓戦に向けて万全の状態に仕上げていく。

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 午後練習を終えたC大阪の選手たちが引き揚げたピッチに、香川が姿を現した。約30分間のランニングで黙々と汗を流すと、スタッフに交じり3対3のミニゲームにも参加。5月20日の帰国後、初めて公の場でトレーニングを行った。自主トレは約1時間半に及び「久々に芝生の上でボールを蹴りたかった」と笑顔。8月5日の来季ブンデスリーガ開幕戦、同10日の日本代表の韓国との親善試合に向けて、早くも本格始動した。

 1月のアジア杯で右第5中足骨を骨折して長期離脱を強いられた。5月14日の今季リーグ最終戦フランクフルト戦に後半43分から途中出場して実戦復帰を果たしたが、万全には程遠い状態だった。日本代表の7日のチェコ戦をテレビ観戦。3―4―3の新布陣が十分には機能せずにスコアレスドローに終わった一戦について「いきなりうまくいくものではない。これから」と語り、国際Aマッチ舞台への早期復帰の思いを強くしていた。

 先輩の言葉にも心を動かされた。チェコ戦後には本田が「もっと“さすが”と言われるサッカーをしないといけない」と個のレベルアップの重要性を強調し「欧州組にはあまり休むなと言いたい。特に(吉田)麻也とかは若いしね」と発言した。香川は吉田と同じ22歳。欧州リーグがオフシーズンとはいえ、4カ月のブランクから復帰したばかりで休養を続けるわけにはいかなかった。

 今季ブンデスリーガのベストイレブンに選出された司令塔は本田、長友、内田らと並ぶザックジャパンの中心選手。早期始動で見えた高い志は、9月にスタートする14年W杯アジア3次予選に向けて心強いばかりだ。

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2011年6月9日のニュース