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韓国サッカー八百長疑惑 現役選手5人ら起訴

[ 2011年6月9日 19:57 ]

 韓国検察当局は9日、サッカーの韓国プロ、Kリーグでの八百長疑惑に絡み、身柄を拘束した現役選手5人を国民体育振興法違反の罪で起訴、元プロ選手ら7人を在宅起訴した。このほかブローカー2人が既に起訴されており、検察当局は、3試合で八百長が行われたとしている。

 聯合ニュースなどによると、ブローカーは4月上旬、現役選手2人に1億ウォン(約740万円)~1億2千万ウォンを渡して八百長を依頼。2人は複数の選手に金を配り、八百長に加わらせたとしている。

 選手は試合で積極的に守備を行わないなどして、負けるように工作。ブローカーは試合結果を当てる「スポーツくじ」に1億9千万ウォンを賭けて、約6億2千万ウォンの配当金を受け取ったとされる。

 八百長を仕組んで「スポーツくじ」で大きな利益を上げるのが目的とみられ、ブローカーのうち1人は暴力団関係者で、暴力団が組織的に関与した可能性もある。

 事件では、選手1人が八百長に関わったことを認める遺書を残して自殺。韓国社会に大きな影響を与えたが、氷山の一角にすぎないとの指摘も根強い。(共同)

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2011年6月9日のニュース